26. 10月 2000 · [EPISODE 18] Act Of God Part2(神のみぞ知る!) はコメントを受け付けていません · Categories: 過去の四方山Episode1〜

数年前に、クラプトンの元所有していたGibson EX’58を預かって以来、どうも歴史的に有名なギタリスト達が使用したギターと不思議なご縁があるようです。ちょっと前は、元リック・ニールセン所有のGibson EX’58がアメリカから突然送られて来てびっくりしました。

そして今回は、ピーターグリーンが最初に手に入れたレスポールstd’60を譲り受ける事ができ、到着後にそのギターがラリーカールトンの「ラリー&リー」というCDで弾かれてアルバムカバーに写真使用していたことを知らされて2度びっくりしました。このギターは、先週の火曜日にアメリカから到着し、夕方写真撮りしている時に仮売約になり、木曜日にはもう販売完了してしまい超スピードでいなくなったのです。私は、他のギターを写真撮り最中に弦を張り、木曜日に調整した時に少し音を出したのですが、チャリン!というBlack Magic Womanのイントロの音と全く同じだったのには本当に鳥肌もんでした。さすが、Albatrossなど初期の名曲はこのギターで造っただけあって、ものすごく個性的な音をもっていました。

このギターは、1960年製ですがネックは太く、あまりにもすごい音だったので、思わず見ないで購入していただいた方へ電話し、電話越しに音をお聴かせしました。Yさんは興奮して「あのフレーズを弾いてくれ」、「次はこのフレーズ!」とどんどんリクエストしてきて、その度に「あのレコードの音だ!、この音だ!」と二人で盛り上がりました。あまりに盛り上がり過ぎてしまったので、私は新幹線に乗り遅れ、おまけに受話器を首にはさんで弾いたため肩こりがひどくなってしばらく首を曲げる事が出来ませんでした。一方、電話の向こうではYさんの「バタッ!」と感激して倒れる音が聞こえました。ちなみに、Yさんは今仕事もしないで一日中このレスポールを弾いているそうです。

Merry X’mas!