26. 10月 2000 · [EPISODE 19] 季節はずれの広島台風。そして思い出のギター達。 はコメントを受け付けていません · Categories: 過去の四方山Episode1〜

先々週、本屋でシンコーミュージックさんより発売された「ザ・ギター・リジェンド」のクラプトン特集を見つけて買いました。内容を見てびっくり!クラプトンの本というよりは、広島のWさん(もうばればれ!)のギター特集本みたいですね。そういえば、夏にWさんから「取材要望があって、11月発売のヤングギターで私の所有するギターの特集をするそうです。」と聞かされたことと、この間名古屋へ来てくれた時に「11月発売から12月発売に延期になったそうです」と話されていたのを忘れていました。まったく、最近自分の物忘れのひどさには我ながら情けなくなります。

この本を見て、広島へ何回もお邪魔して一日中二人でギターを弾いていた事を思い出します。どれも懐かしいギターですが、特にLPstd’59については忘れられません。数年前、高速道路で大事故に遭遇した次の日に、Wさんから家に「どうしたんですか?店に電話したら休んでられるということだったんですが、LPstd’59と11月に広島で一緒にやるライブの件ですが・・・」という電話をいただき、昨日の交通事故のことと、それが原因で左鎖骨のじん帯が切れてしまい来週手術することになったので、11月の広島でのジョイント・ライブに間に合うかどうかわからないことをお話しました。するとWさんは、「大変でしたね。でも、それぞれの見解はあるけれど・・・、別に手術しなくても人並みには暮らせますし、勿論ギターも弾けますよ。実は私もそうなんです。学生時代に経験しましたが手術しないで今日まで来ました。大丈夫ですよ。」と勇気づけていただき、手術することをやめました。

その後すぐに、真っ赤なサンバーストのLPstd’59が入荷し、お礼を言いがてら広島へ配達にお邪魔しました。そして、その数ヶ月後に名古屋のバンドで広島のライブハウス「ハイダウェイ」でWさんのバンドThe Sunset Boulevardと対バンした時、Wさんが弾くレスポールを見ながら、つくづく生きてて良かったと思いました。 終わり。