東京に来る前、やけにＢ型の常連さんが名古屋店にやってきました。

まず、1人目はＢ型の○ットリさん。

彼は、仕事途中に名古屋店へ現れて、「岸田さん、[EPISODE ３８]を読んだんだけどさあ、Ｂ型に何か偏見があるんじゃないの？仲さんのギター・フレーズがまとまらないのはＢ型だからではなく、仲さんの性格がそうなんだよ。けっして血液型のせいではないよ。だから、別にＡ型の人に弾かせなくても俺に弾かせれてくれればバッチリ決めるよ。」と、それだけを言って仕事場へ戻って行きました。○ットリさんは、名古屋へ帰って店をオープンしてすぐに来てくれた1人です。家も近いこともあって、暇になるとよく二人で出かけますが、飲みに行ったことがないところへ一緒に行っている事になっている不思議な関係です。また、彼は名古屋のバンドにもちょくちょく飛び入りしてくれるのです。年末のライブでは、私がＥＸ’５８を弾いている左側でテレキャスを弾いてくれました。

あっ！そうだ。今その時の笑い話を思い出しました。

私は、ギターを弾いている時に目を閉じる癖があり、その時も目を閉じて演奏していました。でも、目を開ける度になぜか○ットリさんが私から離れていくのです。おかしいなあ？と思っていたら、演奏途中に私がＥＸ’５８のヘッドで○ットリさんのわき腹をツンツン突っついていたらしく、くすぐったくて私からドンドン離れて行ったそうです。全然気が付きませんでした。もしかしたら、私もＢ型かもしれない！？

話を戻しますが、４月２０日に名古屋のバンドがライブをやりますので、○ットリさんに来てもらって、”What a fool”のリードを弾いて貰うことにしましょう。

 

○ットリさんへ伝言：　以前、ゲストで呼んでいたのに忘れて釣りに行ってしまったことがあったよね。今回は気圧が下がっていても、くれぐれもライブに来るようにね。

 

２人目は、横浜のＩさん。

先週火曜日に、名古屋へ日帰り出張なのにわざわざ前のりしてやってきました。彼もいつもＢ型らしい個性的な考え方と行動をします。今回も、四方山話を読んで何かアイディアが浮かんだみたいで、前のりのスケジュールを組んだようです。

彼とも面白い話はいっぱいあります。

以前、店がものすごく混んでいた時に、ＩさんがＬＰｓｔｄ’５９を試奏していた時がありました。私と仲が他の人を接客していると、Ｉさんがこちらに向かって「グッド！グッド！」と、さかんに指で丸を作って仕草をしているではありませんか。Ｉさんは、ＬＰｓｔｄ’５９を気に入ったらもう一本買いたいと話されていたので、手が空いた私は「Ｉさん、このＬＰが良いのは当たり前でしょ。音も良いし、トラメも出ているし、何を今更･･･。」と話し始めると、「いや、そうじゃなくて、これいくら？と聞いたんだけどなあ･･･。」と話すではありませんか。彼は、気に入るか気に入らないかを調べるために弾いていたはずだったので、誰が見たって”グッド！”と言っているようしか見えないでしょ。でも、Ｉさんのことを考えりゃあ、それは失礼しましたって感じかな？と反省しました。

今回の名古屋でも彼の不思議とずっこけは相変わらずでした。ｒｏｏｍ５９で仮売約（今はご売約済み）になっていたＬＰｓｔｄ’５９をで弾きながらレスポール談義をしてから、夕食にしゃぶしゃぶを純和風レストランへ行った時のことです。彼は、ゴマだれとポン酢を一緒に混ぜて肉を食べようとするのです。「げっ！何、その食い方は！」と言うと、「嫌だな～あ、今世の中で”ゴマポン酢”が流行っているの知らないの。僕なんか昔からこうやって食べてんだよ。いわば先駆者なんだけどな。」と胸を張って言ってました。これには、大昔、岩国出身の仲間とバンドを組んでいた時に、彼が”お好み焼きにマヨネーズをつけて食べる”のを初めて見て、びっくりした以来の出来事でした。

それから、Ｉさんは純日本レストランでラー油なんておいてあるわけもないのに、「すみません、ラー油をください。」と頼んでいました。彼は悠然としていましたが、着物を着たウエイトレスのお姐さんが「あの方不思議ねえ、ラー油を入れるなんて」と壁の向こうで不思議がって話していたのを聞いて、私は少し恥ずかしかったです。

夕食後、Ｉさんが初めて泊まるというパークホテルへ送り届けて帰る途中、彼から携帯が鳴り、「岸田さん、ここは予約したホテルじゃなかった！また勘違いした。わっはっは。」と電話の向こうで大笑いしていました。

相変わらず、お気楽な事で････。

 

 

ここまでまだ二人のことを書いて疲れてしまったので、他のＢ型の人の事は、”以下同文”ということでご容赦ください。　　　　ひとまず”完”

 

 

ｐｓ：閉店後に集まってきた仲間にゴマポン酢について聞いてみました。

 

仲談：「僕もゴマポン酢で食べるのが好きです。特に焼肉は！」

 

疑い深いＡＢ型のストンプ谷口君は眉毛を上げながら一言：「そりゃあ、岸田さん、嘘ですよ。多分Ｉさんという人は、自分の体を張って岸田さんをハメようとしたんじゃないっすか～。岸田さんを信用させてから、後でからかう気だったんですよ。絶対に･･･。」

 

Ａ型のＢ．Ｂ．田付さん：「･･････」