25. 2月 2020 · [EPISODE2762]オールマンにはまる前。はまった訳。 はコメントを受け付けていません · Categories: 新着情報

さて、いよいよ今週木曜日(2月27日)、原宿クロコダイルでライブです。
新バンドKKHは、1960年代後半の名曲を新曲のように演奏します。
私にとっては、オールマン・ブラザーズを演奏する前、どっぷりはまっていたクリーム、ブラインドフェイス、ジミヘンなどのサイケ時代のロックを再追及したいと思います。
*1971年頃の自分。
1971年、18歳で名古屋を出た時は、まだまだバリバリにクリーム、ブラインドフェイス、フーはじめウッド・ストックに代表されるサイケ・サウンドをやってました。
三島市の学祭で演奏して、めちゃ受けていい気分になっていた時です。

東京から来てた先輩が、「君たちの演奏は、いいんだけど・・・古いね。東京ではもう誰もやっていないよ。」
私:「えええっ!」
私は、ファーストマンES335コピー(全く似てない)、テスコのアンプ、ハニーのワウファズでハウリングさせながら弾いた頃です。
先輩:「今は、CSNYだよ。」
私:「はあ?」
そう言って、先輩は見たことも聴いたこともないコードを弾きながら歌います。
不思議なテンションコード、オープン・チューニング。
青い目のジュディ・・・。
こっちは、昔ながらのコード。
せいぜい弾けたのはメジャー7.
先輩が弾いたコード、さっぱりわからん。。
東京・・・ナウいなあ・・・。
はっぱふみふみ・・・。
1972年、東京へ。
武道館でツェッペリン、テン・イヤーズ・アフターを見て感激した年。
学生運動は下火になりつつ・・・。
ロックアウト(学校へ入れてもらえない)も減ってきました。
音楽もハードよりソフトへ・・・。
頻繁に、当時流行っていた渋谷や新宿のロック喫茶へ。
聴いたことないロックを聴きに行きました。
赤坂にあったアメリカのバンドが来て演奏していたMUGENへも勉強に行きました。
本場のアメリカバンドの演奏が聴けたからです。
たしかに、東京の音楽は違っていた。
多様な音楽が溢れていました。
その前から友人にオールマン(1stアルバム)を聴かされたけど、マーシャルで歪ませたレスポールの太い音が、もう馴染めなくなってました。
それよりも、依然としてマイケル・ブルーム・フィールドのフェンダーアンプにプラグインしたブライトな音が良かったです。
また、ES335かストラトのようなクリーンで軽い音が良くなっていました。
そんな時、新宿のロック喫茶でボズ・スキャッグスがかかり、デュエイン・オールマンのギターにノックアウト。
何々?????
デュエインの聴いたことない間で弾くブルースギターは、衝撃でした。
久しぶりに痺れちゃった!
必死にコピーする毎日が始まりました。
暇さえあれば、ディスク・ユニオンやディスクロードへ行って、デュエインが参加したアルバム探す毎日。
だから、デュエイン・オールマンは、オールマン・ブラザーズ時代よりも、マッスルショールズ時代の音色が好きでした。
そんな中、1972年5月、ようやく夢だったギブソンES335の新品を手に入れる。
前年、三島市の部室で、テスコのチェックメイト50、ハニーのワウファズ&ファズを盗まれたので、この頃からエフェクターを使わなくなりました。
盗ったやつ、返せ~!

*オールマン・ブラザーズにどっぷりはまった訳。
とんとん・・。
池袋のアパートで、学校にも行かずグウタラしてたら、誰かがノックする。
となりの跡見女子大の子?
私の借りていたアパートは、一階が大屋さん。上の部屋を貸すタイプ。
私以外、女子大生ばっかり。
今考えてもヤッホー!
窓を開けると女子大生の寮。
こんないい環境。。。。
ふ~む・・・。
トレビア~ン!
とんとん!
誰?
後輩S(以下S):「こんにちは。」
私:「何だ。どうした?」
S:「ブルース教えてください。」
私:「はあ?」
Sは、ディープパープルやツェッペリンを弾かせたら結構うまかった。
S:「じつはこれこれしかじかで・・・。」
私:「ほう・・。」
Sは、ギタリストとして行き詰まったとのこと。
ブルースを学んで、自分の音楽的な広がりを持ちたいとのことでした。
広島岩国出身Sの無手勝流な説得がつづく。
私:「わかったけど、どうやって教えて欲しいんか?」
S:「一緒にバンドやりながら勉強します。」
私:「ほう・・・。」
私も、ちょうどバンドを解散させたところだったので、考えるか・・・。
私:「やってもいいけど、これまでトリオばっかりだったからな・・・。」
そこで、オールマン・ブラザーズをやることになったのです。
ここから、知らないうちにその前にやっていたトリオバンドとはご縁が亡くなってしまったのです。

眠いので、続きはそのうちに・・・。
つづく。

■2月27日(木)New band“KKH” Debut live!(デビューライブ)
KKH:KUNIO KISHIDA(G&Vo)、遠藤敬三(Ba)、小野秀夫(Dr)
問答無用なサイケデリック&ハード・ブルース・トリオ!
原宿CROCODILE  with:DANNIE B. GOOD  ゲスト:幾見雅博(ギター)
Open:6pm, Start:7:30 / Adv\3,000+1DRINK. Day\3500+1DRINK ※taxが加算されます。
※KKHは、8時半頃スタート。
ご予約は、nancy-g@nancy-g.comまでお願いします。