15. 11月 2021 · [EPISODE2826]★2年ぶりの原宿クロコダイル・ライブ。 はコメントを受け付けていません · Categories: 新着情報

★2年ぶりの原宿クロコダイル・ライブ。
11月10日(水)。
秋晴れ!
何といっても100%晴れ!!!!
搬入も楽ちん!
今日は、ギター5本。
1)1932マーチンOM28、
2)1959年製LP(NANCY)、
3)1956年製ストラト、
4)1963ー64年製Painted SG
5)2021年製NANCYPLORER

アンプは、1968年製#1987 50Wショートヘッド。
本当はジンキー・アンプのほうが、どのギターにも対応できるのでベターだったのですが、今回は、レスポールを頻繁に使うため、往年のレスポール&マーシャル・サウンドをお聴かせしたく、マーシャルをチョイスしました。
クロコダイルへ。
おはようございます。。。
さっそく、機材を運び込む。
名古屋から、ベースのインターン君が来て手伝ってくれたから助かる。
親方:「む・・。」※ありがとう。。。
まず、私のトレードマークになっているピースマークのタイダイを壁に飾ります。
そういえば、この布、2011年3月11日、ジェリーが持ってきてくれて、成田空港へ
降りる前に東日本大震災。
ジェリーはすぐに帰って行ったけど、半年間行方不明になってしまった。
感慨深い。。。
メンバーが来る前に、ギター5本をステージにセットアップ。
絶対に転ばないように、周りを片付ける。
誰もギターに近寄れないようにしました。
すぐに、大先輩・吉田建さん、小野秀夫さんがやってきた。
さっそく、サウンド・チェック。
ここから建さんパワー炸裂。
手を抜かず、本番通りにリハーサル。
勉強になるな。
午後6時。
皆さんがやってきてくれる。
東京・名古屋・大阪・仙台から・・・。
平日にも関わらず・・・。
感謝。感謝。。
まさに、各地のファンや仲間が全員集合!って感じ。
半分弱は初めて観ていただくお客さん。
満足していただけるように頑張らなくては・・・。

*午後7時。
すーと、一人ステージへ。
おもむろにマーチンを持って、始めました。


この1932 Martin OM-28は、世界的に有名なギタリストさんから譲り受けたもの。
その方に「弾けよ!」と渡されたら、弾くしかありません。
ギターは、晴れて乾燥しているから、鳴る。鳴る。
ちょっと指を触れただけで、どっかーん!
皆さん、静かにお聴きいただき、感謝です。
でも・・・、ちょっと笑わせたいな。。。
笑わしたろ。
ははは。。。
友人に、「サザンロックの極意は、まず本人が楽しんで、それを観衆に伝えて楽しさを共有するんだよね。」と言われて、その通り!
反体制の象徴なロックのはずなのに、オールマンのアルバムは“ブラザーズ&シスターズ”。 皆兄弟。
私は、2007年にニューヨークで92歳になった故レスポールさんのライブを観て、何という楽しませ方だと感心しました。
英語がわからなくても、レスポールさんの間で、思わず笑ってしまう。
それ以来、自分のライブもただ演奏するだけじゃなく、エンターテイメントの要素を取り入れることにしました。
そして、バンド編。

 

ギターは、ナンシーから。
お二人のリズム隊の凄さ。。
とことん弾けます。
BROTHERLY LOVE から数曲。
ジョージア州メイコンでレコーディングした曲を中心に演奏。
そして、建さんに勧められて、NOBOY KNOWS, WHEN YOU’RE DOWN AND OUTを演奏しました。。
この曲は、DUANEパートのスライドしかやったことなく、考えた末、クラプトンのリードもスライドで弾くことにしました。
中々いい感じ。
これから、私のレパート曲に加えることにしました。
10曲目をストラトで弾いて、休憩・・・。

建さん:「休まず、続けましょう。」
シェー!!!!
凄すぎる!!!
パワフル!!!
そのまま、演奏を続行しました。
いよいよナンシー・プローラの東京デビュー!


ガツン! ガツン!
BLUE BONNET、SLIDE ANGEL
そして、ボブ・ディランのALL ALONG WATCH TOWER
気持ちいい!!!
音は、古いテレキャスにハムバッキングを取り付けた音に近いですが、音が太く、うねります。
この1本でも、十分ライブをこなせるな。。。
そして、お待ちかねの“教えて建さん”コーナー。


はははは。
楽しい!
それから、一気に最後までナンシーを弾き倒しました。
古いマーシャルは、真空管が暖まると、音がどんどんクリアになってきます。
ここからが、ナンシーの本領発揮。
クリアなサウンドは、他の追従を許しません。
バイオリンのようなしなやかに、そして滑らかに伸びるサスティーン。
まぎれない音。
気持ちいい!!
1981年から40年間、この音で演奏してきました(ナンシーは、1989年から)。
このまま終わるのはもったいない。
これまでに、ライブやレコーディングというハイレベルな環境で体験して作り上げたサウンドを、次代のギターに受け継げればと試行錯誤してきました。
RS GUITAR WORKSもその1つです。
今回、アメリカの友人ビルダーに協力を得て、ようやくナンシー・プローラやナンシー・パフを開発でき、かなり近いサウンドを作ることができました。
もっとも、私は文科系ミュージシャンなので、音の判断しかできませんが・・・。(笑)
ナンシー・プローラ、ナンシー・パフとも、古い材料を使っているため、製作本数や個数に限りありますが、アメリカの友人とタッグを組めれば、また違うギターを開発できそうです。
お楽しみに・・・。
アンコールは、友人から譲っていただいたペイントSG。


子供に戻ってしまう。。
ははは。
オオオッ!
私:「ギターを出してきただけで、歓声が上がるギターはそうないね。」
ははは。
こうして、2年ぶりのクロコダイルでのライブは、おしまい。

皆さん、本当にありがとうございました。
Tさん、素晴らしいストラップをプレゼントいただき、ありがとうございます。
大切に使いますね。

次回の、東京のライブは、春かな?
つづく。

■1 stage
★Acoustic ※一人
*1932 Martin OM-28
1. I CALL OUT YOUR NAME
2. OHAYO
3. STATESBORO BLUES
4. BALLD OF EASY RIDER
★Band
*1959 LP(NANCY)
5. HIGHWAY 75
6. IF YOU LEAVE ME
7. NOBODY KNOWS
8. SENDAI
*1956 STRAT
9. I ALMOST LOSE MY MIND
10. DOUBLE TROUBLE
*2021 NANCYPLORER
11. BLUE BONNET
12. SLIDE ANGEL
13. WATCH TOWER
“教えて、建さんコーナー”
*NANCY
14. UNFINISHED
15. THANKS ANYWAY
16. BLOOMFIELD SHUFFLE
17. AT MIDNIGHT
Encore
*1963-64 PAINTED SG
18.STEPPIN OUT
19.LIVIN’ THE DARK SIDE CITY