26. 10月 2000 · [EPISODE 26] ジ・オールマンブラザーズ by ブルーグラス はコメントを受け付けていません · Categories: 過去の四方山Episode1〜

先日、以前から仲間に注文してあったブルーグラスやカントリーのCDが届きました。今回は、バラード調なものとカントリーギタリストものを10枚頼んだ。

さっそく、カントリーのCDを聴いてみましたが、それにしても、カントリーの女性ヴォーカルは本当にいい。ナッシュビルやモンタナの風景やそこにいる仲間を思い出させてくれることと、そして自分が向こうにいる時の開放感を思い出させてくれるからです。もっと言うと、理屈抜きに音楽を楽しめるからいいのです。

ギターなど楽器演奏する人は、自分が好きな音楽を聴く時にどうしても楽しむというより、楽器演奏など細部をチェックしてしまう嫌な癖があります。自分もその一人で、例えば、クラプトンのコンサートを観に行ってもアンプはどうだ、ギターはどうだ、あのフレーズはどのポジションで弾いていた・・・など、ライブの全体よりそちらのほうに気を取られてしまうことが多かったです。最近は、ビデオや外タレが日本を意識していて情報を提供してくれるので、以前よりよっぽど良くなったのですが、70年代は観にいくバンドのギターやアンプをチェックばかりしていました。そういえば、この間レオスキの皆さんも同じような話をしていたし、とても研究熱心でまめな秋山君は、クラプトンのコンサートを観にいって、彼のテクニックを少しでも盗もうと、アリーナでものすごい倍率の双眼鏡で見ていたら、隣のアベックに「あの人・・・、野鳥の会の人?」と囁かれていたと怒っていたっけ。時代は変わっても探求する気持ちは変わりませんね。一般の人にはこの気持ちを絶対にわからないでしょうね。

話は戻りますが、送られてきた1枚に「Pickin’ On The Allman Brothers」というタイトルのCDがあり、内容を見ると、なんとブルーグラスの面々がオールマンのトレビュートアルバムを製作したのです。ランブリンマンやリトルマーサなどカントリー・フレーバーな曲はお手の物でさすがと思いましたが、笑えたのはステイツボロブルースやウィッピンポストなど、おおよそブルーグラスとは無縁のブルースや変拍子プログレッシブロックをやりこなしているのには脱帽しました。かっこいいーって感じです。多分お近くのHMVやタワーレコードのブルーグラスのコーナーに置いてあると思いますのでよかったら買ってみて下さい。

 

今日は、これからライブなのでその準備にかかることにします。今夜は対バンのギタリストI君がLPstd’58sbを使ってくれるので、私は修理が間に合ったLPstd’52とsigetST’54を使うことにします。

名古屋周辺にお住まいでお暇な方がおられましたら遊びに来て下さい。場所はメモリーポップスです。http://home.att.ne.jp/sky/memory-pops/

 

おしまい。