29. 5月 2017 · [EPISODE2596]“追悼”グレッグ・オールマン。 はコメントを受け付けていません · Categories: 新着情報

 

 5月28日(アメリカ5月27日)
オールマンブラザーズのグレッグ・オールマンさんがお亡くなりになりました。
ご冥福をお祈りします。
ショック。。。
というか、ここまで凹むか・・・。
ある程度覚悟はしていました。
参ったな・・・・。
いつか、また一緒にジョークを言い合いたかった。
初めて会った時から、気が合ってました。
今回は、1991年、1992年、そして1998年に会った時のことなど、 彼とのエピソードを書きます。
★出会い
1991年1月。
オールマン・ブラザーズ日本初来日。
*ラッキーな出会いその1)向こうから呼ばれた。
音楽雑誌へオールマンをイメージした広告掲載してみた。
招へい元で働く友人が、成田空港に彼らを迎えに行った際、その広告を見せたところ、メンバーは大喜び。
「気に入った!こいつを呼んで来い!」と招かれました。
*ラッキーその2)故アレン・ウッディーからの電話。
名古屋で、次の日、中野サンプラザへ行く準備。
リリーン!
ハロー!
私:「誰?」
故アレン:「お前を知ってるぞ!」
私:「What?」
故アレン:「1979年、ナッシュビルでDuaneの墓を教えたろ。」
故アレンは、アメリカの友人の友達で、中々プロでは食べれなかったのですが、彼のパワフルベースがオールマンブラザーズにピッタリ。再々結成のオーディションで合格したそうです。
私:「ひえ~!良く覚えてるね。オールマン・ブラザーズへ入れて良かったね。」
故アレン:「明日来るんだろ?」
私:「勿論、行くよ。」
故アレン:「招待するから。」
私:「嬉しい!」
10年以上前、ナッシュビルからメイコンへDUANEの墓参り。でも、どこにあるかわからなかったのを教えてくれた男でした。
まさか、向こうから電話が来るとは思っていませんでした。
*ラッキーその3)グレッグとの出会い。
バック・ステージへ行ける!
よし!
こうなったらドブロを持っていってサインしてもらおう。
当日、早めに中野サンプラザへ到着。
時間まで会場のロビーでコーヒーを飲みながら待機。
うん?
あっ!
向こうから、なんとグレッグがロビーに出て来た。
ひぇ~!!
グレッグがこっちへやってくる。
????
グレッグ:「楽屋へ帰れず、ロビーへ出てきてしまった。」
ははは。
私:「連れていくよ。」
グレッグ:「助かる。」
グレッグは、私のギターケースを見て一言。
グレッグ:「君は、今日ライブするか?」
私:「いや、あなたを観に来たんだよ。」
グレッグ:「ははは。そうか。」
バック・ステージへ連れていく。
そこには、スタッフの友人がいて、私を待ってくれていたのです。
グレッグと入ってきたのを見てびっくりしてました。
それから、メンバーやスタッフに紹介されて、あっという間に仲間入り。
嬉しかった。

グレッグが私のドブロを弾いてくれた。
すぐにネックをチェック。
グレッグ:「ネックが反ってるな。」
私:「そうなんです。これから直すところです。」
鋭い!!
20年間、一途に好きだと言っていたら、向こうから来てくれました。
大阪では、グレッグがナンシーTシャツを着てくれてライブをしてくれました。
このバージョンは、後ろにナンシーと書いてあったため、気が付いた人は少なかったかも?
*ラッキーその4)1992年再会。
去年を踏まえて、ナンシーTシャツバージョン2は、前にナンシーのロゴを施しました。
グレッグは、優しい。
凄く喜んでくれました。
*ラッキーその5)ナンシー名古屋店へ来てくれた。
今回のツアーは、名古屋公演が最後。
ディッキーさんをホテルへ送って行ったら、グレッグがカレーを食べていた。
こっちへ手招きしてくれます。
グレッグ:「今日は、ナンシーへ遊びに行くよ。」
私:「嬉しい!」
グレッグとアレンがやってきた。
壁にサインを書いてくれる。
ありえん光景です。

私:「あれっ? 左利きなの?」
グレッグ:「そうさ。 兄貴もだよ。」
私はここで、初めてオールマン兄弟が左利きだったことを知りました。
その後、ROOM59で、ビートルズの曲などを数曲歌ってくれた。
グレッグは、自分のパネルを見てる。
グレッグ:「包帯してるだろ。ハーレーのパワーがあり過ぎてコケて骨折した。B-3を弾けないから兄貴のレスポールを弾いたんだよ。」
*ラッキーその6)ギターをプレゼントされた。
1998年グレッグ・オールマンのソロコンサート。
前回のようにべったりしたくないので、チケットを買って観に行きました。
リリリーン!
うん?
レコード会社の人から電話でした。
グレッグが楽屋へ来てほしいとのこと。
えっ? 覚えてくれてるの?
翌日、ライブ後、楽屋へ。
私:「ハロー!」
グレッグ:「何で来ないんだ。友達だろ。」
私:「いや、あなたは大スターだから、今回は客席で観ていようと思ってた。」
グレッグ:「いいな。そんなに知らなくても、強引に楽屋へ来るファンが多いのに。。。」
レコード会社の人:「とても素晴らしいと喜んでますよ。」
私:「あまり、べったりはね。」
グレッグ:「クニオ、今度発売する私のモデルをプレゼントしたいんだ。」
私:「本当?!!」
グレッグ:「今、みんなにプレゼントしていて14番を取ってあるんだ。」
私:「気絶しそう。」
はははは。
後日、アメリカの仲間が取りに行って送ってくれました。
*ラッキーその7)渋谷店へ来てくれた。
次の日、渋谷店へバンドのメンバーと一緒に来てくれました。
Win lose or drawを歌ってくれた。
私のテレキャスターにサインをしてくれた。
*最後に。。。
全てが、グレッグとのいい思い出。
本当にありがとう。お疲れ様でした。
黙とう。。。
つづく。