31. 8月 2023 · [EPISODE2923]よし!!!! はコメントを受け付けていません · Categories: 新着情報

気が付いたら、明日から9月。
久しぶりに書くから長いよ!!

先日、9月1日と2日、一緒にライブをやるギタリスト西尾がやってきた。
※私が呼び捨てにする数少ない仲間です。
彼とちょっと演奏する曲をチェック。
いいね。


西尾:「エフェクター無し・・・、油断できませんね。」
私:「ははは。だろ!」
西尾:「きつい!」
私:「酒だけでツマミなし! みたいな感じだわな。」
西尾:「酔いますね。」
ははは。
彼に、古いテレキャスを貸すことにしました。
私:「心して弾けよ。」
西尾:「かしこまりました。」
何かいいな。
懐かしい。

その前に、山へちょっとドロン。


お伴は、DUANE君
ナンシー・パフを着けてから、めちゃ気に入った音になった。
後は、空弾きしてボディ&ネックを鳴らすことです。
旅の間、常に一緒。

 寝る時もベットの上に置いたまま。

 

可愛い。。。
森へ行って、写真を撮ってみた。

 

向こうの写真集みたいだ。(笑)
そうだ。温泉へ行こう。
日帰り温泉。
でも、いいお湯だった。。。
よし!!!

■9月1日&2日のライブ。
初めての試みかな?
新旧のミュージシャンが集まり、ヴィンテージ・ギター&プレミアム・ギターのイベントを行う。
ギターを側面から捉えてきた音楽雑誌の皆さんも参加していただける素晴らしい企画。
私の孫に近い若手ミュージシャンの皆さんとどう交流できるか?
楽しみです。

■”ヴィンテージギターとは。。”
こういうイベントに参加する上で、私たちが現体験の中から、ヴィンテージ・ギターをどう捉えているか?
ちょっとだけ話しましょう。
随分前から、ヴィンテージ・ギターは一つのジャンルとして確立しております。

元々は、1964年ビートルズ以降1970年代中期までに確立された新しいギター・サウンドを、作り上げたギタリスト者たち(エリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、故ジェフ・ベック、故ジミ・ヘンドリクスe.t.c.)が、こぞって使ったギター達のことだったのです。
エレキギターの場合、当初は1950年代~1965年までに製作されたもの。あるいは1970年までに限定生産されたギターを指していました。
その新しいサウンドは、世界中のギタリスト達や音楽ファンに影響を与え、1970年代中期までの音の文化になったばかりでなく、現在のギター・サウンドの礎にもなりました。
今は、もう使えない材料などから、同じものの再現は不可能なこともあり、まさに、時を超えて、憧れのギターであり続けてる訳です。

ただ、1970年代から弾いている私たちにとっては、弾きたい憧れのギターだったのです。
しかし、当時、1970年代初頭の日本では、新しいギブソンやフェンダーさえ、買える人はほんの一握り。
私自身、1972年春に最初に買った1972年製ギブソン・ES-335は20万以上してましたが、16歳の時、買うぞと決めてから6年かかりました。
そんな中、オリジナルのバーストに至っては、数本しか見たことありません。
1976年頃から、1ドル=360円から1ドル=300円を切り始めたぐらいから、ようやくオールドギターの流通も少し良くなり、1980年以降はまあまあなヴィンテージ・ギターが入荷し始めました。
私も、1976年にようやくドット・ネックのES335を買いました。

しかし、ヴィンテージ・ギターも、音の時代の流れには勝てない。
ノイズなどの問題から、徐々に時代の音から外れていったのです。
“ギターは、音が命。弾きやすさが命”です。
1983年。あるプロ・ギタリストの言葉。
「良い音も、時として化石になってしまった。 だから、レスポールを売ったお金で、シェクターや今流行のアンプを買うよ。」
ショックだった。
この言葉は、今も耳の中で響いてます。
事実、オールド・ギターの売上が半減した。
加えて、デジタル機器の台頭により、太い音は敬遠されました。
ヴィンテージ・ギターは、もうおしまい?
サヨナラ・ベイビー??
と思ったら、1980年代後半から再びブルース・ブーム。
先の同じプロ・ギタリストが、「またスタジオのみんなが、音が厚いヴィンテージを欲しがっているよ。」と言ってくれた。
嬉しかった。
故ゲイリー・ムーアが新しい59バーストを弾き切る。
参ったね。。。
同時に嬉しかった。。。
それから30年経過して、若者たちが、テレビで手に入るヴィンテージを使ってくれるのは観ていて嬉しいですね。
将来が楽しみです。
ヴィンテージギターは、ギタリストにとって、“最初?”、“途中?”、“最後?”は別にして、一度は通って欲しい楽器です。

最後に、1981年、私にとっては、ヴィンテージ・ギターとの本格的な関わりが始まったショー・ケースの写真を公開します。
このショーケースから、数々の名機が飛び立っていきました。

では、明日と明後日、会場でお会いしましょう。
もっと詳しいヴィンテージギターの歴史をお話しできればと思います。
ではでは。。。
つづく。