29. 5月 2024 · [EPISODE2987]役に立たないことはよく知っている 渡辺兄 はコメントを受け付けていません · Categories: 新着情報

*5月28日
渡辺兄が来た。
渡辺兄:「鍵、かってある。」
いらっしゃい。
カチャ。
私:「ふふふ。そろそろ来るかな?と思ってな。」
渡邊兄:「これだ!」
ははは。
渡辺兄:「店長、いないの?」
私:「いない。今日は休み。」
渡辺兄:「店長はノーマルだから。今日は中和剤がいないな。」
ははは。
さっそく、ストーンズ談義。

渡辺兄:「ミックは、頑張っている。でも、キースはなあ。たまにドラム台に座る。心配だ。」
私:「キースの代わりに渡辺兄が弾いてら?」
渡辺兄:「そうなったら、石投げられる!」
私:「投げられてみて。」
渡辺兄:「これだ! ところで、最近ポニリンさん登場しないね。」
私:「そうなんだよ。名古屋店を引っ越ししてから、彼がいつも仕事で行く道から外れたからね。そのうち来るよ。」

これから、“ロック昔話”になる。
渡辺兄:「1972年テン・イヤーズ・アフターとプロコル・ハルムの武道館コンサートを観に行った時、ゲイリー・ブレッカーが“青い影”で観客の酷い手拍子に怒った事件あったね。いわゆる“手拍子事件”。」
私:「観に行ったんだけどな。。覚えてない。」
渡辺兄:「めちゃ怒ってた。“こんな曲で手拍子するな!”って。」
ほう。。。
私:「アイルビン・リーにトイレットペーパー投げた奴がいて、めちゃ怒ってたな。」
渡辺兄:「そんなことあったっけ?」
私:「あの頃の武道館はめちゃめちゃだった。隣の奴がアンパンやってたし。ディープパープルの暴動事件の中にいた。ちっともLove & Peaceじゃなかった。」
渡辺兄:「それから、ELPの後楽園球場のライブ。」
私:「ほう。。。雨の中、観に行ったよ。」
渡辺兄:「前座のフリー、期待していったのに、ポールコゾフいない!」
私:「ははは。 仲間が怒ってた。」
渡辺兄:「あの頃、情報がなくめちゃめちゃだ。。。」
私:「そうだね。」
渡辺兄:「ちょっと前だけど、ミック・ジャガーの大阪公演へ行ったんだ。そうしたら、Catch the cold! ミックジャガーが風邪ひいて中止。いい席だったから残念。。。」
私:「いろいろだね。」
渡辺兄は、止まらない!!!
渡辺兄:「1973年のサンタナ武道館へ行った時、演奏前に今野雄二が出てきて1分間の瞑想。」
私:「行ったよ。そうだっけ?自分も、横浜ライブの後、もらって弾いたGabanのレスポールを持って行った。」
渡辺兄:「これからロックというのに瞑想だぜ。しらけちゃうぜ。」
私:「あの頃、奥様が病気で、髪を切り、色んな神社にお参りに行ってたからだよ。」
渡辺兄:「そうだったんのか。 でもなあ、瞑想は・・・。」
あくまでの認めない渡辺兄。
私:「それより、“君に捧げるサンバ”でミラーボールが回ったのには驚いた。」
渡辺兄:「そうだっけ?」
私:「武道館がグランド・キャバレーみたいになった。」(笑)
渡辺兄:「CCRは、演奏時間が短く武道館は荒れたらしい。」
※SONGSで彼らが話していた。
私:「兄貴が名古屋市体育館で観たけど1時間アンコール無しだったらしいね。」
渡辺兄:「仲間が言ってたけど、武道館は30分しか演奏しなかった。。」
私:「それはないだろ。」
渡辺兄:「奴(仲間)の“ふかし?”か?」
私:「”ふかし”? 久しぶりに聞いた。」
ははは。
私:「1973年ストーンズの日本公演中止に腹を立てて外務省へ無言電話したんだろ?」
渡辺兄:「けつ!またその話かよ。」
私:「そのチケットは買った?」
渡辺兄:「買った。渋谷東急本店でストーンズのチケットを売り出すから買いに行った。S席2700円」
私:「東急本店で?」 ←今は無き。
渡辺兄:「東急本店通りに、長髪のにいちゃん達や色っぽい姉さま達がいっぱいいた。」
そうだったんだ。

渡辺兄:「学生の時は金がないから、昼食の時にパンを買うのをケチって金を貯めて買った。レコードのバーゲンはなぜか?平日の午後。学生は行って買えるわけないから、早退したりずる休み。」
へえ。。
渡辺兄:「先生に“どうした?今まで真面目だったのに。。。”と言われたよ。」
私:「真面目な時なんてあったんだ。」
渡辺兄:「これだ!」
ははは。

今度は、昭和のテレビの話。
渡辺兄:「土曜日1時?“デン助劇場”観たな。」
私:「名古屋は、“花月劇場”だよ。花紀京と岡八郎だ。」
※両番組は、東京も名古屋も時間帯違いでやってた。

私:「ビート・ポップス観てた?」
渡辺兄:「ビート・ポップス観てたよ。 大橋巨泉、星加ルミ子、ストーンズのシンパだった木崎義二、八木誠。」
私:「会場へ見に行った?」
渡辺兄:「まだ子供だったから行けないぜ。 後ろで小山ルミがミニスカートで踊っていた。」
私:「そういうとこは見てるね。白いミニスカート?」
渡辺兄:「そう。」
ははは。
リキ・パレスで行われていたエキサイト・ショー
グループサンズが出ていた“ヤアヤア・ヤング”
いい時代だった。
渡辺兄:「昔から、“役に立たないことはよく知っているな!”と言われてきた。」
私:「ははは。確かに。。」
渡辺兄:「これだ。」
カチャ。
すみません。見せてください。
私:「どうぞ。どうぞ。」
若い女性二人が入ってきた。
しばらく、お二人にギブソンとマーチンの特性の違いをご説明する。
それを見ていた渡辺兄。
渡辺兄:「俺にも、もっと丁寧に接客しろよ。」
ははは。
私:「最上級の接客をしてるだろ。」
渡辺兄:「けっ!」
はははは。

渡辺兄:「ところで、カズシケがヤクルトのオープン戦でヒット打った時に涙が出た。」
私:「いきなり話が変わったね。」
渡辺兄は、いまだに涙目になる。
嬉しかったね。
1988年、一茂さんがプロ初ホームランを打った時、私はロスで喜んだのを覚えています。

渡邊兄:「今日はプロレス話をしないな。卍固め、。」
私:「もうお腹いっぱい。」(笑)
渡辺兄:「また来るは。」


生きとれよ!!
つづく。